インフルエンザの予防について

更新日:2023年04月01日

季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。日本では、例年12月~3月が流行シーズンで、新型コロナウイルス感染症との同時流行も懸念されています。

インフルエンザに対する感染予防の方法は、新型コロナウイルス感染症に対しても有効ですので、日頃からの予防対策を心がけましょう。

インフルエンザと普通の風邪との違いについて

一般的な風邪は、様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くありません。

一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起きる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて、普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。

お子様ではまれに急性脳症を、ご高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴う等、重症になることがあります。

予防のポイント

1.流行前の予防接種

インフルエンザワクチンの予防接種には、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果があり、特に高齢者や基礎疾患のある方など、罹患すると重症化する可能性が高い方には効果が高いと考えられています。

日田市では、10月から翌年1月までの4か月間で実施するインフルエンザワクチンの予防接種に対しまして、接種費用の助成を行っています。

詳細につきましては、下記の関連情報でご確認ください。

2.咳エチケットを心がける

  • 咳やくしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。
  • マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
  • 使用後のティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。
  • 咳をしている人にマスクを着用するようお願いしましょう。

3.こまめな手洗い

  • 流水、石けんによる手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず、接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。
  • インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。

4.適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、気道の粘膜の防御効果が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

5.十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

体の抵抗力を高めるために、十分な休息とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。

6.人混みや繁華街への外出を控える

  • できるだけ人混みを避け、外出の際にはマスクを着用しましょう。
  • 特にご高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。

7.室内はこまめに換気をする

季節を問わず、また、新型コロナウイルス対策としても、十分な換気が重要です。

一般家庭でも、建物に組み込まれている常時換気設備や台所・洗面所の換気扇により、室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。常時換気設備や換気扇を常時運転し、最小限の換気量を確保しましょう。 

<窓開けによる換気のコツ>
窓開けによる換気は、対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気ができます。また、窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置しましょう。

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

日田市 福祉保健部 健康保険課 保健医療係
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