令和6年2月定例記者会見

更新日:2024年02月13日

令和6年2月定例記者会見

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配布資料

関連リンク

会見録

【注意】市長、担当課及び記者等の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。

案件

大分県教育委員会への要望について(林業振興課)

それでは案件1、大分県教育委員会への要望について御説明を申し上げます。

昨日、1月31日水曜日に大分県教育委員会、岡本教育長にお会いをして要望活動を行ってまいりました。この要望は、保護者や日田林工高校OBのほか、産業界、行政など、日田林工高校の生徒数減少を危惧している関係者の声として、私のほか、日田市議会三苫議長、日田市教育委員会江嶋教育長、日田林工高校の未来を考える会井上伸史会長、ひた森の担い手づくり協議会諌本憲司会長、日田地区林業木材産業緊急対策協議会武内達男会長、以上6名の連名で要望をいたしました。また要望当日は、日田市選挙区の3名の県議会議員として、井上明夫県議、中野哲朗県議、岡野涼子県議にも同席をしていただきました。

具体的な内容ですけれども、資料で要望書を付けていますが、1番目に日田林工高校の入学定員の維持、並びに入学定員確保に向け、まずは林業科の生徒募集を全国募集へ拡大すること。2番目に、職業教育の専門性の向上を図るため、継続的な林業専門教員の採用配置を検討するとともに、スマート林業教育の促進のため、先端技術を学べる外部講師の配置を検討すること。3番目に全国募集枠の新設に向け、入学者の学生寮として大分県日田地区教職員住宅の活用を検討すること。以上の3点でございます。

当日、岡本教育長からこの要望に対する回答がございました。1番目の全国募集につきましては、現在、県内では、全国募集を三つの高校、竹田市の久住高原農業高校、宇佐市の安心院高校、国東市の国東高校で先行して行っておりますけれども、そこは全国でも稀な独自の教育内容を展開し、特色ある学びを県内外へ広く情報発信を行っているとのこと。そうした中で、林業に関する学科・コースを有する高校は全国71校に設置され、九州でも福岡県以外の全てにあるとのこと。まずは、学校全体の魅力化にしっかり取り組み、定員が充足している県外の林業系高校の事例を研究してまいりたいとの回答を頂きました。

2番目の林業教員やスマート林業教育につきましては、林業専門教員の採用配置については適切に対応し、また、スマート林業教育は今後とも予算確保に向けてしっかりと努力していきたいとの回答を頂きました。

3番目の県の教職員住宅の学生寮としての活用につきましては、現行では、入居資格が教員に限られているという回答を頂きました。

私としましては、要望書にもありますとおり、日田市は、林業・木材産業の歴史が古く、現在も数多くの産業集積が地域内に存在し、さらに関係団体が互いに林業の振興に向けた協力関係を築いている、全国でも有数の林業地であることから、そこに林業を志す高校生を全国から受け入れて、地域の関係者が一体となって担い手を育成することは、単なる定員割れ対策を超えた大きな意義があるものと考えていますので、県教育委員会と一緒になって、全国でも稀な独自の教育内容を持つ魅力ある学校づくりと、その魅力の発信に取り組み、引き続き、地域や産業界と連携を行いながら、粘り強く関係機関に働きかけてまいりたいと考えております。 報告は以上でございます。

質疑応答

○記者

3点お伺いします。まず、要望の中の、主に2に関わることだと思うんですけれども、これは市長が選挙のときにおっしゃっていた林業大学校の設置をしたいという構想につながっていると受け止めてよろしいでしょうか。それともう一つが、現在の日田林工高校の林業科の募集定員が何名で、現状定員割れ等が起こっているのであれば、毎年大体どれぐらい定員割れが起こっているのか。それに加えてどれぐらい全国から募集するのかというのを、そこまで構想があれば教えてください。3点目としては、教えていただきたいことなんですけれども、大分県は学区制を廃止していますよね。それで、現状の大分県の条例では、全国、県外から公立高校で生徒を受け入れる場合にどういった措置が必要なのかというところを教えていただきたいと思います。

○市長

私からは最初の御質問、選挙での公約にも関わることでございますのでお答えを申し上げます。

林業大学というより、選挙では、林工の上に専攻科をつくりたいということを申し上げましたが、今回は、まずその前に、林工高校自体の全国募集をしたいと。 ここの要望事項の2番目は、この林工の職業教育の専門性の向上を図るために、林業専門教員の採用配置とか、その内容のスマート林業教育の促進、先端技術を学べるようにするというようなことをお願いしているものでございます。

そして、以前の記者会見でも御質問があってお答えしているかと思いますけれども、県教委がなさることなので、いきなりその高校の上の専攻科というのはかなりハードルが高うございますので、まずは高校を充実して全国募集をするところから、これも直接はできませんので県の教育委員会のほうにお願いをして取り組んでいきたいという趣旨でございます。

○林業振興課長

2番目の林業科の募集定員についてでございます。日田林工高校の林業科の定員が1学年40名でございます。3学年合わせますと120名ということになるんですけれども、現状その充足率は120名の定員に対しまして現在の生徒は79名、充足率が66%といったような状況でございます。

現在の学年ごとで申しますと、令和5年度の入学生が23名、令和4年度の入学生が25名、令和3年度入学生が31名、合わせて79名といったような状況でございます。まずそちらが定員割れの今の状況でございますけれども、昨日の県の教育長の要望の中でも教育長から、ここ2年ぐらいでそういった定員幅の減少が大きく見られるといったような状況の説明がございました。

それから、学区制の廃止、全国からの受入れがある場合どのようなルールかというような御質問だったかと思います。これにつきましては我々もちょっと詳細のところは把握してない部分ありますけれども、昨日の教育長の話の中で、まず、入学者選抜について、大分県に一家転住する場合といったルールがあるようです。それにつきましては、入学者定員の募集に関してルールの見直しについても検討されているようでございます。それから、あとは入学志願許可の手続をする場合に、やはり県内・県外においての地域によってその定めがあるようでございます。隣接地域から現在近くで言えば、うきは市などになろうかと思いますけれども、そういったところの地域の定めがあって、その地域のルールを拡大するような議論もなされているといったような説明がございました。

○記者

最初の質問なんですけれども、林業専門校の設置に向けては、まだこれを踏み台にしていくというかまず、長期的な目標としてその林業専門校の設置があって、それのある意味前段階というふうに捉えてよろしいでしょうか。

○市長

林工の上に専攻科を設けたいというふうに考えておりますので、まずその前段階としてこの林工高校の充実、そのための全国募集という取組をしたいと考えております。

○記者

基本的なところなんですけれども、これは全国募集するのは、林業科に限ったことということで理解していいのかというのと、あと久住、安心院、国東のほうはこれは学校として全国募集をしているのか、それとも一つの科で募集しているのか、どちらでしょうか。

○林業振興課長

今回の要望に当たりましては、まず、やはり林業科の定員の充足率が悪いといったような状況でございますので、林業科の全国募集ということを皮切りにお願いをしたというようなことでございます。

他の久住ほか現在全国募集をしているところにつきましては、例えば久住高原農業高校でありましたら、科が一科のみでございますから学校全体で行っているというような認識でよかろうかと思います。そのほかにつきましても基本的には一科のみの全国募集ということではなく、学校全体での全国募集というふうに踏み切っているといったような状況でございます。

○記者

林工はほかにも電気科とかいろいろある中で、林業に限って全国から募集したいというところは、そもそもこの要望の狙いなんですけれども、人材不足だとか、担い手育成の諌本さんたちの取組というのも取材させていただいてるんですけれども、なかなか8割の林地を支えていくだけの人材が集まっていないというふうなことが一つスタート地点になっている、そういう認識でよろしいですか。

○林業振興課長

はい、おっしゃるとおりでございます。やはりこういう日田市の林業関係の産業を支える人材の不足というのが、従来から課題となっております。行政として、これも課題と認識しております。そういったところの発想と、あとは学校の現在の定員の充足率が悪いといったような二つの側面から今回の要望をやっていこうというような議論に進んでいったわけでございます。

○記者

これは、回答の中でどういった文言だったのかっていうのを聞きたいんですけれども、定員について、いつぐらいから検討を始めるだとか、早ければ何年度以降に全国募集を進めるだとか、今後の予定のようなことは何か話があったんでしょうか。

○林業振興課長

はい、要望のやりとりの中で具体的なことについては、要望したわけですから、すぐにでも検討していただくような流れになろうかと思いますけれども、ただ実際に全国募集にいつから踏み切れるかとか、そういった具体的な日程、スケジュール感みたいなものは、説明は頂けなかったというような状態です。

○記者

要望の2番のことなんですけれども、これが現在の先生の配置状況とこの2番に書いてあることの違いを教えてもらいたいんですけれども、今でも林業に専門の先生方が配置されていらっしゃるかと思いますが、ここについてはどういったことを求めているのか、今の先生たちの領域ではなかなかカバーしきれないようなICTのこととかっていうふうなことなのかとも読めるんですけれどもこのあたり。あともう一つ、財源のことですね。財源のことについて、森林環境譲与税を活用することを検討しているということなんですけれども、これはこういった支出については、どうなんでしょう。全国的な事例でいうと、県立の高校の教員配置に充てるというふうなことはあることなのか、珍しいことなのか、その辺りの事例を御存じでしたら教えてください。

○林業振興課長

まず財源のことにつきましては、全国的なものとして、直接的に県立高校の活動、人件費含めてですけれども、そこに負担をするという例は余り聞かない例だと思います。ただ、ひとつはやり方の問題で、これは県とも協議していく必要があろうかと思いますけれども、外部の特別講義みたいな形で人材を外から派遣するといったようなことは可能ではなかろうかと我々は思っているところでございます。

そして、最初の質問でございますけれども、今、日田林工高校の教職員の先生方の中で、林業の専門として教えていただいてる先生は、非常勤講師として2名の方がいらっしゃいます。林業専門職として教壇に立たれてる方が現在いらっしゃらないといったような状況もございますので、やはり林業科という専門的なコースでございますので、その辺りはきちっとそういう専門の先生方に教えていただきたいというようなことが1点と、それと、やはり今、産業界の中で申しますと、スマート林業という言葉で一括りになりますけれども、林業の現場での技術、ICT化そういったものも、開発が進んできております。林業現場のイメージを払拭するということもございますので、そういった新しい技術、ノウハウ、そういったものを子供たちに教えていくとなった時に、やはり教職員の先生がたの枠をちょっと飛び越えるといったような状況もあろうかと思います。そうした時に外部の例えば産業界の中の専門的に事業に取り組んでいる方々、先端技術を持つ、ノウハウのある方々に、学校の現場で子供たちに伝えてもらうような、そういった機会を設けていくことが有効ではないかといったことも我々は考えているところでございます。

○記者

ゲスト講師として招くみたいなポイントだけの事業みたいなのはあるかと思うんですけれども、そういうことを言ってるわけではなくって常勤として年間を通じてカリキュラムの中で、先端的な技術を含めた産業界の方に来ていただきたいというようなそういった要望であるというそういう理解でよろしいですか。

○林業振興課長

形については具体的にまだ県の教育委員会と具体的なことを詰めているわけではございません。ただ、可能性として、やはり今オンライン形式で授業をやるとか、方法論はいろいろあろうかと思います。ですから、その辺りは県教委とも具体的な内容については、我々もできること、県教委のできること、その辺りを今から詰めていくといったようなスケジュール感だと思っております。

○記者

あと財源のことで確認なんですけれども、森林環境譲与税って大分県にもおりてきてるんですよね。それで、2分の1ずつみたいなことなのかどうなのか、大分県の予算の面倒見てもらうところに、市に下りて来た林森林環境譲与税を使うということを書いてあるわけですよね。

○林業振興課長

こちらに書いておりますことは、ある意味、日田市としての覚悟だろうと思います。財源として我々もそういったことに、積極的に環境譲与税を生かしていきたい、人づくりに生かしていきたいといったような思いがございますので、そのあとで県の環境税それから市の環境税、そこをどう折半するかとかそういった議論にまだ至ってるわけではございませんので、我々として、そういったことも考えておるといったことの意思表示と捉えていただければと思います。

○記者

このあたりは森の担い手づくり協議会の中でも議論はされている内容で、皆さんもそういった形で若い世代にしっかりと教えてもらいたいという同意も得られていることということですね、分かりました。この森の担い手づくりの取組のことと関連してのことなんですけれども、去年発足して取材させてもらっていまして、興味を持たれている方は恐らく三、四十代の方々だろうかと思ってます。

経験をされて何かしらの事情で林業に力を入れていきたいというふうな方々が今数名、有望な方がいらっしゃるのかなという現状だと思うんですけれども、ここの位置と、若い世代が林業の仕事が無くてこの林業科を選ばないだとか、高校を卒業したとしても地元に残らないだとかっていうふうなところ、ここのギャップ、世代間のギャップもそうですし、職がない、職があるんだけれどもなかなか魅力的な職につながっていないので、林業科を卒業した方々が、地元になかなか就職していないような状況があるかと思うんですね。なので、この林工を充実させることと、今現状、現場の中で不足している、充足しつつあることというのが少しこう離れている気がするんですが、このあたりはどういうふうに考えてらっしゃるのかっていうことを考えると、やはり、定員不足っていうふうなことを何とかしたいというふうなことのほうが、この話としては、主眼を置いているということなのかなと思ったんですけれどもいかがですか。

○林業振興課長

もちろん定員不足っていう現状がございます。ただ、我々はより多くの子供たちに林業について学んで頂きたい。その子供たちが仮に、一旦外に出ても、また、日田市内にそういった関連の仕事はたくさんありますので、そういったことにまた戻ってきてもらう可能性もあるわけです。そういった意味では、子供たちにしっかりと林業の良さということを学んで頂きたい。その良さを学んで頂きたいところに、スマート林業みたいな、今の新しい情報なり技術なり、その辺りが加わることで、林業のイメージを変えていく必要があるんだろうと思います。それはもちろん子供さん方に限らず、親御さんについても、昨日の教育長からの言葉の中でもありましたが、林業というのが3Kっていうようなイメージも持たれがちな分野かと思われますけれども、そうじゃないんだよ、今少しずつ林業も変わってきてるんだと。やりようによっては、しっかり稼げるといったような産業に変わりつつあるといったことをきっちり伝えていきたいといったような思いでございますので、そういった意味で、一旦は子供たちにしっかりと、今までと違う林業の伝え方をしつつ、イメージを少しずつ変えていっていただきたいというような思いでございます。

○市長

補足させていただきます。おっしゃるように、今、子供たちをこれから受け入れることですので、すぐ今の人材不足に間に合うわけではありませんけれども、今後将来的に担い手を育てていくという意味では意義のあることだと思っています。それで、林工に来ていただいて、学びながら林業界が一体となってバックアップをしてくれる、インターンなんかも受け入れてくださるので、日田の林業の実践の場を見ながら、その方々とつながりをつくりながら学んでいくということが、卒業して残ってくれることにもつながるでしょうし、今課長から申し上げたように、一旦は出たとしても、また戻ろうという気持ちにつながっていくんじゃないかと。これはでも日田の事情であり、それから林工の定員不足を何とかしたいというのも日田の林工の事情ですので、それだけで全国募集ができるわけでも全国から来てくれるわけでもなくて、私が御説明の中で申し上げたのは、この日田の地がどれだけ林業において全国有数の地であるか、そしてそこで産業界や地域の人が、一体となって林工の生徒さんを支援していこうと思ってる。こういう場で学ぶことが、全国のお子さんたちにとってもプラスだというところをしっかりつくっていきたいと思っています。

○記者

3点目のところなんですけれども、教職員住宅の関係なんですが、今空き状況があるんですかね、あと棟数は1棟の話だけでいいですかね。

○林業振興課長

教職員住宅につきにつきましては、昨日も教育長のお話の中で触れたところがございます。教職員住宅が今5棟あるそうです。5棟のうち4棟には入居者がおりまして、今年の年明けの時点で、空き戸数が約半分の47.6%、というようなお話がございました。

○記者

空いている1棟を何とかしたいんだというふうなことですか。学生寮として活用したいという話でしょうか。

○林業振興課長

はい、1棟全部を寮にということを具体的に申し上げてるわけではございませんけれども、空きが出ているといったようなことも耳にしたものですから、そういったことの有効活用ということで、方法論については可能であればこれから具体的に詰めていきたいというような、そういった状況でございます。

○記者

さっきおっしゃった全国71校というのが林業科がある学校が、全国71ってことでいいんですか。

○林業振興課長

はい、全国で71校が林業系の学科・コースを持っているということです。

○記者

これはその中で全国募集をやってるとこはあるんでしょうか。

○林業振興課長

はい、全国募集を行っている学校が全校でそのうち7校です。

令和6年4月から「広報ひた」は月1回の発行になります(地方創生推進課)

私からは、広報ひたの発行回数の変更についてお知らせをいたします。配付資料の6ページをお願いいたします。

現在毎月1日号と15日号の2回発行しております広報ひたにつきまして、令和6年4月から月1回の発行に変更いたします。

発行回数の見直しの経緯でございますが、1点目は、現在、広報ひたの配布については、各自治会長さんへ配送を行い、主に各班長さんを通じて各世帯へ配布を依頼しているところでございますが、自治会長さんあるいは班長さんから月2回の配布が負担になっているというような御意見が寄せられているところでございます。 2点目としましては、市からの情報発信手段につきましては、広報紙以外にもホームページやLINEをはじめとした各種SNS等を活用するなど、多様化が進んでいることなどから、発行回数の見直しについて検討を行ったものでございます。

見直しに当たりましては、市民の皆様の御意見を伺うために、日田市の広報に関するアンケートを実施いたしました。実施内容につきましては、資料の1.から3.に記載のとおりでございます。このうち、発行回数についての質問では、月1回がよいが59%、月2回がよいが17%、どちらでもよいが23%という結果となっております。 この結果と併せまして、県下18市町村のうち、日田市と中津市を除きます16市町村が月1回の発行となっているという現状も踏まえまして、令和6年4月発行分から月1回1日発行への変更を決定したものでございます。

しかしながら、市政情報の取得手段として、広報紙の占める割合は最も大きいことから、月1回への変更に合わせて、より親しみやすく身近な広報紙を目指しまして、ページ数も含めまして、広報紙面のリニューアルを予定しているところでございます。また広報紙以外の情報発信手段として、今後も市のホームページや各種公式SNSに加えまして、KCVの行政情報の文字放送や防災ラジオなど、様々な媒体をこれまで以上に活用して、市政情報をお届けしていきたいと考えておりますので、発行回数の変更について御理解頂きますようお願いいたします。以上でございます。

令和5年度「咸宜園の日」記念事業及び関連事業について (咸宜園教育研究センター)

資料は御手元の資料7ページから9ページでございます。令和5年度「咸宜園の日」記念事業及び関連事業について御説明いたします。

市では、廣瀬淡窓先生が現在の地に咸宜園を開いた2月23日を「咸宜園の日」と制定しており、平成23年度から毎年「咸宜園の日」記念事業として、講演会などを実施してきました。今年度も2月23日金曜日、天皇誕生日でございますが、パトリア日田小ホールにて記念講演会と、研究奨励事業報告会を開催いたします。 内容でございますが、最初に豆田地区振興協議会主催の「咸宜園世界遺産登録推進小学生作文コンクール」において、今年度、最優秀賞を受賞した作品の発表を行います。発表者は咸宜小学校6年生、加藤真帆さんです。

次に記念講演会では、二松學舍大学文学部教授の町 泉寿郎先生に「明治の実業家と漢学」と題して御講演頂きます。時間は90分の予定でございます。今年の7月から新しい紙幣の発行を開始されます。1万円の肖像が福沢諭吉から変わり、明治の事業家の渋沢栄一となります。渋沢栄一は儒学・漢学を学び、儒教の経典「論語」の教えを近代日本に取り入れ、利潤と道徳の両立で社会をつくる道徳経済合一の思想で知られております。咸宜園では、江戸時代の教養として論語に代表される漢学・儒学を教えていたことから、明治時代の実業家の活動の根幹に、漢学・儒学の教えがあったことなどを御講演頂くものでございます。

続いて咸宜園教育研究センター研究奨励事業報告会を行います。これは専門の先生方で構成される審査会で採択を受けた研究者の方と日田市が研究委託契約を結び、咸宜園に関する調査研究を進めていただき、その成果を市民の皆様に報告するもので、今年度採択を受けた2名に報告をしていただきます。

1人目は、本願寺資料研究所研究員の小林健太さんから、「咸宜園出身の浄土真宗本願寺派僧侶の宗教活動~石丸八郎を中心に~」というテーマで報告を頂きます。現在の福井県出身の咸宜園門下生、石丸八郎は浄土真宗本願寺派西本願寺の僧侶として、また明治政府の宗教関係を所管する官庁の教部省に勤めるなどしました。

2人目は日田市内にお住まいの竹尾浩享さんから、「五馬市村専称寺と長家の人物たち~専称寺虚舟・長梅外を中心として~」というテーマで御報告を頂きます。

次に「咸宜園の日」の関連事業についてお知らせします。一つ目は、淡窓先生に学ぶ学校の取組の展示です。市内の各小中学校で取り組んだ咸宜園などに関する学習成果を展示するものです。

展示期間、会場につきましては資料のとおりでございます。今年も昨年度に引き続き、市内の小・中学校全30校から出展があります。

最後に8ページにありますが、咸宜園教育研究センター春季企画展のお知らせです。咸宜園教育研究センターでは、市民や門下生の子孫から廣瀬淡窓をはじめ、関連の歴代塾主や門下生に関する資料について、寄贈・寄託の申出を受けて、随時受入れております。これらの資料については、毎年春季企画展において1年間に受入れた分、今回は、令和4年11月から令和5年8月までのものを、新収蔵品展として関連資料とともに展示します。開催期間は令和6年2月15日から5月7日までです。咸宜園教育研究センターは通常水曜日が休館でございますが、天領日田おひなまつり期間の3月末までは休館せずに開館いたします。皆様のお越しをお待ちしております。 発表の詳細につきましてはお配りしておりますチラシを御覧ください。私からは以上でございます。

市所蔵美術品公開事業「みんなの宇治山哲平展 -晴-」について(社会教育課)

資料は10ページから12ページでございます。私からは、市所蔵美術品公開事業「みんなの宇治山哲平展」の件でございます。例年開催しております、市所蔵美術品公開事業として、日田市出身の宇治山哲平画伯の作品を展示公開いたします。

御承知のとおり、宇治山画伯は洋画家で抽象画家として知られております。今回の展示では、1981年、昭和56年制作の「晴」と書いて「せい」と読みますけれども、「晴(せい)」をメイン作品として、日田市で所蔵する宇治山哲平画伯作品全55点のうち、35点程度を展示いたします。展示会を開催するに当たって、監修を日田シネマテークリベルテの原茂樹氏に依頼し、今回は「晴」という作品をメインに、どんなときも晴の未来を想像しながら前向きに過ごしてほしいという思いで作品を選んで頂きました。

期間は2月6日火曜日から3月17日日曜日まで、時間は午前9時から午後5時まで。なお、毎週月曜日、月曜日が祝日の場合はその翌日は休展日となっております。会場は、日田市複合文化施設アオーゼ2階、美術展示ギャラリーでございます。入場料は無料となっておりますので、たくさんの方に御覧頂き、宇治山画伯の作品に触れていただければと思います。

主催は日田市と日田市教育委員会でございます。お問合せは社会教育課文化振興係までお願いいたします。以上でございます。

第41回天領日田おひなまつりの開催について(観光課)

資料の13ページと別添のパンフレットをお願いいたします。私からは天領日田の春の訪れを満喫できるイベントとして開催いたします第41回天領日田おひなまつりについて御説明いたします。

まず、開催期間につきましては2月15日木曜日から3月31日日曜日までの期間としておりまして、会場につきましては、そちらのパンフレット2ページ目から3ページ目にありますように、豆田地区で11施設、隈地区で5施設、有田地区で1施設、朝日地区で1施設の合計18施設で展示が行われるようになっております。

次に期間中のイベントといたしまして、パンフレットの4ページから5ページ目に記載させていただいておりますように、数多くのイベントが開催されます。主なイベントといたしましては「青い目の人形パレード」を2月15日木曜日10時半からJR日田駅前で行います。こちらにつきましては認定こども園三隈幼稚園様が実施いたします。

おひなまつりの謂れと言われております「流しびな」を体験できます、「豆田流しびな」につきましては3月3日日曜日、午前10時から午後2時まで豆田地区の桂林荘公園で行っております。

和の文化を楽しむことができる「懐かしの着物展」を3月1日から3月21日の期間中、豆田まちづくり歴史交流館の旧船津歯科で、ひとみ会様が実施することになっております。

また、着物姿で町並みの散策を楽しむことができますレンタル着物の着付けを3月2日から17日までの期間中の土曜・日曜日、豆田まちづくり歴史交流館横の雑木林はなれ和室で行っております。

次にパンフレットには記載が間に合っておりませんけれども、今年につきましては豆田地区の上町豆華会(とうかかい)様の主催といたしまして、今年卒業されます高校生を対象といたしまして、無料の着物の着付けを行うようにしておりまして、着物の着付けをした後に豆田地区内の各資料館等の見学ができる「ふるさと思い出プロジェクト」というのを開催するようにしております。 開催日時につきましては、3月第1・第2・第3火曜日、の3日間でございまして、市内の5校の学校を対象といたしまして高校生50人程度を対象に実施するようにいたしております。また詳しい内容が分かりましたら、記者クラブ様に投げ込みをしたいと思っております。

次に期間中の交通規制につきましてでございます。パンフレットの7ページ目をお願いいたします。2月23日金曜日の祝日から3月20日水曜日の祝日までの間、土曜日曜祝日が合計10日間ございますけれども、午前10時から午後5時までの時間帯におきまして、豆田地区を一方通行ということで実施いたします。

その他といたしまして、パンフレットの最終ページをお願いいたします。今年も「市民感謝ウイーク」ということで2月26日から3月3日までの1週間、市民の方を対象といたしまして、豆田地区の6施設で特典を受けることができる豆田町のイベントを実施いたします。入館の際には住所等を確認できる書類が必要となりますので、お忘れのないように御準備頂いて、豆田の天領日田おひな祭りを楽しんで頂ければと思っております。

最後に天領日田おひなまつりの期間中、たくさんのイベントが開催されますので、天領日田の春の訪れを満喫していただければと思います。私からは以上です。

第44回日田おおやま梅まつりの開催について(大山振興局)

資料は14ページから15ページになります。私から第44回日田大山梅まつりについて御説明いたします。

大山まつり実行委員会の主催で、2月18日日曜日から3月17日日曜日までの1か月間、日田大山梅まつりを開催いたします。場所につきましては、おおくぼ台梅園とふるや台梅園になります。

祭り期間中、おおくぼ台梅園のイベントにつきましては、3月3日日曜日としております。

イベントの内容といたしましては、梅娘認証式、豊作祈願祭における神事、献梅、玉串奉奠、式典、大山小・中学校、藤蔭高等学校のステージアトラクションなどを予定しております。

ふるや台梅園のイベントにつきましては、3月10日日曜日に地元自治会によるイベントを予定しております。

その他の協力イベントといたしまして、おおやま夢工房によります盆梅の展示、梅酒の試飲、梅こぶ茶の振る舞いなど、梅酒蔵おおやま、道の駅水辺の郷おおやまを会場に行われます。

また、大山ダムでは、祭り期間中の土日祝日の日没後、水資源機構によります大山ダム堤体のライトアップが行われます。梅まつりの説明は以上でございます。

令和6年2月行事予定(総務課)

5番の令和6年2月の行事予定表は、資料最後の予定表をご確認ください。

 

質疑応答

○記者

広報ひたが月1回になりますということなんですけれども、職員さんの配置とか、部署の再編とか、そういったことに影響はあるんでしょうか。

○地方創生推進課長

現時点では、2回を1回にするといいましても、1日号が大体28ページ程度、15日号は数年前からお知らせに特化して8ページというところで進めておりますので、1回減らしたからといって、例えば事務量が半減するということでもありませんし、1回分のページ数は少し増やしていかないと、情報量を落とさないということもありますし、またほかの業務もございますので、総合的に考えてこれから人員のほうは確定していくことかと思いますけれども、担当課としてはそこまで大きく業務量が減るというふうな認識はございません。

○記者

市長、そういうことでよろしいんですかね。

○市長

これだけに着目して人員の再配置をするという話ではありませんので、全体の中で考えていきます。

○記者

 SNS等を使った情報発信なんですけれども、これまで15日号の分を出してたと思うんですが、そのタイミングでの発信というふうなことはどうなるんですかね。お知らせの部分だけを15日あたりにSNSとか、いろんな情報媒体で発信するとかというふうなことを継続するのかどうなのか。

○地方創生推進課長

現時点でもSNSで発信というのは、随時行っているところでありますので、紙面で御紹介できるような期間の長いものとかというのは1日号に集約しますし、その発行後に決まったような案件だとか、早めにお知らせしたほうがいいというような案件については、15日ということにはこだわらず、随時発信をしていきたいと考えております。

この記事に関するお問い合わせ先

日田市総務企画部 企画課 広報・広聴係
〒877-8601 大分県日田市田島2丁目6番1号(市役所6階)
電話番号:0973-22-8627(直通)
ファックス番号:0973-22-8324


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