令和7年9月定例記者会見

更新日:2025年09月18日

令和7年9月定例記者会見市長

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配布資料

関連リンク

会見録

【注意】市長、担当課及び記者等の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。

市長あいさつ

○市長

おはようございます。 まず私からは、先の大雨により被害にあわれました市民の皆様に心よりお見舞い申し上げます。市の支援情報につきましては、すでにお知らせいたしておりますが、今月号の広報ひた、ホームページにも掲載いたしております。

今回の令和7年8月10日からの大雨による被害等について、8月27日時点でまとめた状況をご報告いたします。詳細につきましては、本日お配りしている資料をご確認ください。

まず、今回の大雨の降雨状況及び市の対応についてです。

日田市においても、8月10日の午後7時過ぎに天候が急変し、午後7時57分に大分県西部で線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして、「顕著な大雨に関する気象情報」が気象庁から発表されました。そのような降雨状況にあって、気象庁の日田観測所では、午後8時25分までの1時間雨量が、観測史上最大となる117.0ミリを記録する猛烈な大雨となりました。そのような気象状況の中、市が行った避難措置の状況等については資料に記載のとおりです。

今回の大雨の被害についてですが、幸いにも、人的被害は報告されておりません。次に住家等被害として、被害調査の結果、半壊と判定された家屋が10棟、準半壊が8棟となっております。詳細は資料をご覧ください。また、道路や河川などの土木施設は、市管理分で133件、被害額は4億7,490万円、農林業関係の被害は、171件、被害額2億4,506万7千円、商工業関係の被害は、30件、685万円の被害となっております。その他、市営住宅や教育施設なども被害が発生しております。

本市では平成24年九州北部豪雨以降、今回の大雨を含め5回にわたる大規模な豪雨災害に見舞われ、2回は大雨特別警報が発令されました。これまでの豪雨災害でも、内水氾濫も発生していましたけれども、これまでは、外水(河川)の上昇に伴い内水を放出することができなかったことが主な原因でした。本年8月の大雨では、市内で初めて、時間雨量117ミリメートルを記録したことから、市内各所で道路の冠水、建物の浸水被害など、外水上昇に起因しない内水氾濫が発生しました。特に、雨水幹線を中心とした周辺において被害が確認されており、現在も引き続き浸水被害調査を進めています。

本市では、これまでの内水氾濫を受け、花月川沿いなどに排水ポンプの配備や城内雨水幹線の改修などの対策を行ってまいりました。また、今年度から、石井工業団地に排水ポンプの設置や吹上地区において雨水管渠や調整池の整備に取り組み始めたところでございます。このような内水対策に取り組んでいるところですが、今回の内水氾濫はこれまでとは状況が違うことから、「総合的な内水対策」が喫緊の課題ととらえ、都市整備課を中心に関係部局が一体となって今後市として行うべき対策について取りまとめるよう指示し、すでに協議を開始したところでございます。

今後、年度内を目標に対策等をとりまとめ、早ければ来年度からできる対策を開始していきたいという風に考えております。私からは以上でございます。

案件

市長によるご長寿お祝い訪問(長寿福祉課) 

○長寿福祉課長

長寿福祉課でございます。会見資料の1ページの方お願いいたします。市長によるご長寿お祝い訪問について、ご説明をさせていただきます。

この訪問は9月の敬老の日に合わせて、市長が100歳を迎えられる市内在住の方を訪問し、お祝い品とメッセージをお渡ししているものでございます。今年度は9月に100歳迎えられる方1名を訪問することとなりました。

訪問日時につきましては、9月16日火曜日、午前11時、対象者のご自宅の方に訪問いたします。対象者につきましては、日田市石井町1丁目在住の島彌八郎さんでございます。

対象者のご自宅での取材は可能ですけれども、感染症拡大防止のため、マスクの着用等のご協力をお願いいたします。私から以上でございます。

3年に1度の「日田市工業展」の開催について(商工労政課)

○商工労政課長

商工労政課でございます。会見資料の3ページ目をお願いいたします。商工労政課からは3年ぶりの開催となります「第12回日田市工業展」についてご説明いたします。

日田市工業展は地場企業が持っている工業技術や工業製品といった、日田の工業界が誇る様々なものづくりの技術をお見せするため、日田市工業連合会が主催しているものでございます。

開催日時は10月5日(日曜日)10時から16時、会場は日田市民文化会館パトリア日田及び中央公園となっております。主な内容といたしましては、資料4ページ、5ページ目のチラシにありますように、工業製品の展示や高所作業車等の乗車体験の他、ダンボール迷路や下駄の鼻緒すげ体験、木工教室、アクリルを使ったオリジナルグッズの製作などがございます。参加費は無料となっておりますので、多くの皆様にご来場いただき、日田の工業界が誇る技術やものづくりをお楽しみいただければと思っております。

なお、周知の方法といたしましては市のホームページ、SNSの他、幼稚園、保育園、小中学校、高校へのチラシ配布をするようにしております。私からは以上でございます。

令和7年8月行事予定(総務課)

令和7年8月の行事予定表は、資料最後の予定表をご確認ください。

質疑応答

〇記者

大雨の関係について教えてください内水氾濫のことなんですけれども、市長が先ほどおっしゃったように、外水に起因しないところでの内水の氾濫というところ、ここ、どういった状況だったのかというのをもう少し詳しく教えていただきたいんですけれども。

〇企画課長

私の方からお答えします。通常、花月川であったり、三隈川であったり、水位が上がることによって、内水の水門から先に水が出て行かない状態が、これまでの大雨として内水の被害が起こった時の特徴でございます。今回は、市内中心部に過去最大の117ミリの雨が降ったことから、河川の状態の水位はそこまで内水が流れ込まきらないほど、増えたわけではなかったんですが、大量の雨水が一気に雨水幹線等に流れ込んだことによって、雨水幹線から溢水したというところで浸水被害が起こったという状況になりますので、これまでの大雨の被害が起こった状況と若干違うというところで、市長が申し上げましたように総合的な対策を今後考えていくっていうところで、今検討を始めたところでございます。

〇記者 

例えば花月だったり庄手川ですかね、頭首工までの高さまでにはまだ余裕はあるんだけれども、同時刻に、内水氾濫が雨水幹線周辺で発生してしまっていたというふうな状況だったと。

それは、初めての状況と考えてよろしいんですか。

〇都市整備課長

初めてかと言われますと、今回が初めてのケースではないと私たちはとらえております。ただし、時間117ミリということで、排水構造物の処理能力を超えた雨が降ったということで、抜本的な対策を打つ必要があると、改めて市として認識したところでございます。

〇記者

今調査されている途中だというふうなことなんですけれども、主な被害のパターンですね、地域はここにちょっと今調査中の自治会が書いてありますけれども、単純に雨水が履き切らなかったことで、例えば、道路の地形だとか、雨水幹線からの距離だとか、いろいろあるかと思うんですけれども、どういったパターンでの被害があったのか、被災された方や近くの住民の方々といった部分に今後気を付ければいいのかっていうふうなことも併せて教えていただけると。

〇都市整備課長

主な原因としましては、やっぱり地形的に低い場所、もしくは雨水幹線に近い場所。具体的に申し上げますと、特に浸水被害が頻発しております三本松のセブンイレブン前、あそこが道路勾配がなく、一番傾斜が下がっております。

あと、豆田で申し上げますと大原さんあたりが道路的に一番低いところにどうしても雨が集中してしまうということがございますので、ちょっとどのような対策を打てるかどうかは今後の検討にもよりますけれども、そういったことが主な原因だととらえております。

〇記者

内水ハザードマップをこれまで作られて公表されていて今後また見直しをかけていくという予定も聞いているところなんですけれども、今回、公表されている部分の内水ハザードマップで浸水のリスクがあるところ以外、いわゆる浸水リスクのないところでも浸水被害というのは確認されたんでしょうか。

〇施設工務課長

今公表してある内水ハザードマップ以外のところでも浸水があったというのは、聞き取りで聞いたところでございます。

〇記者 

まず、そこで浸水被害があったのはどういう理由なんですかね。

〇施設工務課長

公表してある内水ハザードマップの時間雨量が当時の過去最大で90何ミリかじゃなかったかとおもうんですが、今回については、先ほども言っている117ミリ降ったというところで、その違いであったのではないかというふうに考えております。

〇記者

今後のことなんですけれども、早ければ来年度ですかね、具体的にどういった対応が可能かというふうなところをお聞きしたいんですけれども。この内水氾濫の取材を10日~11日以降させてもらってるんですけれども、被災された方々、何度も被害を受けていますと、大原神社の前だとか、雨水幹線これまで整備されてきたんですけれども、なかなかハード面で整備してもらっても限界があると。自助努力として、例えば止水板だとか、お金を出してでも何とかこうしたいんだけれども、なかなか1枚あたりがちょっと高くてだとか、金銭的な負担というのがあるというふうな状況もありますし、例えば角の家、角の家だと角の部分全面を囲わなければいけないっていうそういう地理的な部分でのウイークポイントといいますかそういったところもあるようです。新年度に向けてですね、どういった対応を市として考えてらっしゃるのか、今わかる範囲でありますかね。

〇都市整備課長 

これまでと同様の対策では当然うちも駄目だと思っていますので、ハードと合わせて、先ほど申し上げられました止水板ですね、止水板についても価格帯など、今現在調査しておりますで、補助ができるのかというところとか、そういったソフト対策の面でもちょっと検討を今後進めていくという形であろうかと思います。

〇記者

被害防止のための補助事業も含めて、来年度に向けて今検討しているというふうな考え方でよろしいでしょうか。

〇市長 

先ほどおっしゃった市民の声私にも届いておりますのでそういうことも含めて検討しております。

〇記者 

来年の梅雨時期に間に合うようなスケジュールと考えてよろしいですかね。来年度って言っても結構幅が1年間一応ありますので。

〇都市整備課長 

そうですね。長期的な対策と短期的な対策を多分今回分けざるをえない状況だと思いますので、短期的にすぐできる対策については、来年の梅雨前には、何とか実施をしたいというふうに考えております。

〇記者 

関連じゃない質問ちょっと大変恐縮なんですけれども、弊社の方からは、暑さとちょっと万博に関する市長のコメントをいただきたくて、ご質問させていただきたいのですが、よろしいですか。

明日からですね、県の方が万博の方にブースを設置するということで、日田の方からは進撃の巨人が出られるということで、何かこう期待感とか、県にどういったことをPRして欲しいみたいなコメントを市長にいただければなと思ったんですけど、いかがでしょうか。

〇市長 

県のブースでどういうものを出すことになってるのか、私は詳しいところは今わからないんですけれども、ただ、万博で、関西、大阪にたくさんお客様がみえてるということでこれはもう日田のPRをするチャンスです。それは間違いのないことです。8月の下旬にも、関西に、日田梨を中心とする、柚子胡椒だとか、いろんな日田の産品のPRに行って参りました。無印良品さんと提携して、そこの店舗の中をお借りしましたし、あと、阪神梅田店でも、セールスさせていただきました。 

それから万博の中で、教育遺産群として日田以外のあと3市と一緒にセミナーもさせていただいて、日田の咸宜園、あわせて日田の観光についてもそこでもPRをさせていただきました。

非常に大きなチャンスだと思っていますので、それに限らず、いろんな形で、関西から、そこにおいでになっている世界からお客様に来ていただけるように、終わるまで、或いは終わってからも発信を続けていきたいと思っています。

〇記者

続いて、暑さについて簡単なコメントいただければなと思うんですけれども、一応ですね今年日本で最も猛暑日が多いのが今日田市なんですけれども、そのことについてはいかが受けとめられてますでしょうか。

〇市長

前々から日田は日本一暑い街と言われていたんですけれども、やはりもうちょっとこの最近の暑さは、もうこれまでのレベルではなく異常と言っていいほどの暑さになっていますので、市民の皆様も、この暑さが続いて大変お疲れも溜まってると思いますし、まだまだ続きそうですので、熱中症等、ぜひ気をつけていただきたいと思っています。

暑さ対策を何かしなければいけないということで、もうこれはご報告しましたけども、これからエアコンをというとちょっと間に合わないのでスポットクーラーの設置ですとか、夏休み中暑い中で勉強するための高校生の学習室をパトリア2階に準備したりしました。

それから、今9月の議会に、これはこの夏には間に合わないんですけれども、一番やっぱり熱中症にかかりやすい高齢者のために、低所得の高齢者のためのエアコンの補助も、9割という大変高い補助率で、自己負担があるとなかなか設置されないのでそういう補助も、補正予算をまた出させていただいたところです。

あと、すぐできることとしては、クーリングシェルターとか熱中症一時休憩所が前々からありますので、それがわかりやすいような熱中症対策マップ、これは運用をもうすでに開始しています。

それから、小中学校の体育館、来年度に向けて、どういうふうにしていけるのか、いろいろ課題はあるようですけれどもこの暑さですので、それについても検討を進めているところでございます。

〇記者

似たような質問なってしまうんですけれども、次猛暑日を観測した場合、県内の猛暑日の最多記録タイに並ぶと、今後きっと更新するのではないかなというふうにも思うんですが、その点についても、いかがでしょうか。

〇市長

更新しては欲しくないんですけれども、暑さが続くので、冒頭申し上げました通り、市民の皆様には本当に健康にご留意をいただきたいと思っておりますし、市としても、できることはやっていきます。

〇記者 

暑さによる農業被害とかは、今のところ入ってきてないですかね。

〇企画課長 

企画課の方で把握してる部分については、特に大きなものは入ってきてないですね。

〇記者 

関連で暑さ関係のことなんですけれども、私たちも注意喚起含めて、写真を撮ったり映像を撮ったりっていうのをしてるんですけれども、全国の暑いところですと屋外の温度計ですかね、「ただいまの気温」だとか、そういったものをわかりやすく、設置したり、駅前だったりにしてるところもあるようなんですけれども、日田駅前とかで、今後、そういった屋外の温度計設置だとか注意喚起の何かしらサインを出すような取り組みというのは何か検討されていることありますか。

はい。

〇企画課長

現在の市として屋外に温度計の設置等の検討をしているという状況ではございません。

今後必要に応じて検討が必要であれば、取組を考えていくというぐらいのもので、今現時点では特に検討してるわけではございません。

〇記者 

観光客の方向けなんですけれども、映像とか写真撮る身としてはありがたいんですが、出歩いてくれているのが観光客の方々なんですね。場合によっては、自転車を借りて大山まで行かれている方々もいらっしゃいます。ここまで暑い日が続くと、なかなか本当に体の面の心配っていうふうなこともあるかなと思うんですが、多言語表記を含めてそういった観光客の方々に対する注意喚起みたいなことっていうのは今後何か、全体的な観光政策の中ででも結構なんですけれども、取り組んでいかれるような予定というのはありますでしょうか。

〇市長 

ありがとうございます。検討しなければいけない課題だと思います。

〇進行

以上をもちまして令和7年9月の定例記者会見を終了いたします。本日はありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

日田市総務企画部 企画課 広報・広聴係
〒877-8601 大分県日田市田島2丁目6番1号(市役所6階)
電話番号:0973-22-8627(直通)
ファックス番号:0973-22-8324


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