フレイルを予防しよう

更新日:2025年02月26日

2月1日は「フレイルの日」

高齢になっても元気に過ごすために、あなたもフレイル予防に取り組んでみませんか。

 【注意】 2月1日を「201」として、「フ(2)レ(0)イ(1)ル」の語呂合わせから、この日が「フレイルの日」と制定されました。

フレイルとは

フレイルとは

「加齢に伴う予備能力の低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」と定義され、筋力や心身の働き、社会的つながりが低下し、要介護状態になりやすい虚弱な状態のことです。

しかし、フレイルの状態に気づきフレイル予防に取り組むことで、元の状態に改善する可能性があります。

身体的フレイル

運動機能の低下で、歩行や様々な日常生活行動がスムーズにできなくなることです。

人の筋肉量は40歳ごろから少しずつ減少し、70歳を超えたころから自覚症状を認めるようになるといわれています。

そのうえ、栄養 (特に、タンパク質)摂取が不十分であったり、家にじっとしていて運動・活動しなかったりすることで、動くことが難しくなくなってきます。

 

精神・心理的フレイル

高齢になって仕事を退職したり、身近な人との別れなどによって引き起こされるうつ状態や軽度の認知症の状態などのことです。

社会的フレイル

仕事をやめたり人と会う機会が減ったり、社会とのつながりが希薄になることで生じる独居や経済的困窮のことです。

社会的フレイルが要因となって、サルコペニアという、筋肉量が減少した状態になり、身体的フレイルを引き起こすこともあります。

サルコペニアの機序

フレイルチェックをしてみよう!

25項目のうち  

8個以上・・・フレイル、 4~7個・・・プレフレイル(フレイルの前段階)です。

フレイルを予防しよう!

フレイル予防の3本柱

フレイル予防の3本柱

厚生労働省:健康長寿に向けて必要な取組とはより

予防は、栄養・身体活動・社会参加

の三位一体です。

どこか一つの機能が落ちることで、ほかにも影響が出てきてフレイルになってしまいますので、それぞれの予防に努めることが大切です。

フレイルを予防するための生活について

フレイルリスク

元気な高齢者を対象に、左記の3つの活動の実施状況でフレイルになる危険性を比べてみると、
「地域・文化活動は行っているが運動習慣がない群」の方が「運動習慣だけある群」に比べて、フレイルになる危険性が低いという結果でした。

つまり、運動をすることだけでなく、文化活動や地域活動も継続性をもって日常生活に取り入れて実施することで、十分 フレイル予防になるということです。
また、できるだけ人と関わり交流することがフレイル予防につながります。

高齢者の食事管理について

栄養管理

加齢に伴う食欲の低下などで食事量が減少すると、身体の維持に必要な栄養素が不足し「低栄養状態」となります。低栄養は筋力の低下や身体機能の低下につながり、フレイルのリスクを高めます。

中高年世代のメタボリックシンドローム対策の栄養管理では、カロリーの摂りすぎに注意することが大切ですが、高齢者の加齢に伴う低栄養やフレイルのリスクに備えるたには、カロリーやたんぱく質をしっかり摂取することが大切です。個々の状態に合わせて、栄養管理のギアチェンジをしましょう。

フレイル予防:地域の活動など

週一通いの場

介護予防などを目的とした住民主体の活動の場です。

週に1回集まり、近所のみなさんと体操や交流をしながら介護予防を行っています。

元気回復プログラム(短期集中予防サービス)

少し体力が劣ろえて転びやすくなった、階段を上る時に手すりが必要になってきた、15分以上歩けなくなってきたなどの日常生活の支障を感じるようになった方は、「元気回復プログラム」を利用してみませんか。

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この記事に関するお問い合わせ先

日田市 福祉保健部 長寿福祉課 長寿福祉係
〒877-8601 大分県日田市田島2丁目6番1号(市役所1階)
電話番号:0973-22-8299(直通)
ファックス番号:0973-22-8258

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